奄美大島は、世界自然遺産に登録され素晴らしい大自然で知られています。
その中でも特に幻想的な体験ができるのが、夜の蛍観察ツアーです。
ホタルってどこで見れると思いますか?
日本人のほとんどの方は水のきれいな川辺にいる
そう答えるでしょう。
実は、世界中にいるホタルのほとんどは陸生ホタル(森の中にいる蛍)
日本では46種のホタルが確認されており、水生ホタルはその中の4種類です。
水生ホタルは世界でも5種類しかいません。
水生ホタルは世界のホタルの中でも非常に珍しいのです。
奄美大島の蛍は陸生ホタルであり、その輝きはまるで魔法のように夜の森を彩ります。
蛍観察のベストタイミングは、雨が降った後の風がない夜、新月のような真っ暗な夜です。
条件が整うと、蛍の光が一層鮮明に見え、その美しさを最大限に楽しむことができます。
特に6月下旬からが見ごろとなりますので、この時期に訪れるのがおすすめです。
蛍観察のために森の中を歩くと、奄美大島の森の深さと神秘を感じることができます。
足元には湿った落ち葉、森は色々な生き物の鳴き声が響き渡ります。
この豊かな音のハーモニーは、夜の静寂と相まって心地よい空間を作り出します。
森の中を進むと、頭上には満天の星空が広がり、天の川がくっきりと見えることもあります。
まるで宇宙のような感覚、蛍の乱舞で幻想的な空間を創り出します。
蛍だけでなく、奄美大島の夜の森にはさまざまな生き物たちが生息しています。
夜行性の動物や昆虫たちが活動する姿を見ることができる。
これらの生き物たちとの出会いも、蛍観察の魅力の一つです。
奄美大島の夜の森での蛍観察は、日常では味わえない特別な体験です。
この神秘的なひとときをぜひお楽しみください。
奄美大島のホタルはどんなホタル?
奄美で見られるホタルは9種類
オキナワクシヒゲホタル
オキナワスジボタル
キイロスジボタル
アマミアカミナミボタル
アマミクロミナミボタル
アマミヒゲボタル
アマミマドボタル
スジグロボタル
クロイワボタル
蛍ツアーで主に観察するホタルはキイロスジボタル
南西諸島に生息する小型のホタル
体長は5ミリほど
川ではなく森で観察する
3ヶ月ほど観察できる
寿命は1週間ほど
体色は黄色で頭部と脚は黒色
発光は点滅ではなく点きっぱなしで長く光る
見え方は蛍と星の区別がつかない
成虫になってからは水しか飲まない
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