3月の寒い冬の夜、ナイトツアーで日本最大のケナガネズミに出会いました。
その愛らしい姿に心が躍りました。
ケナガネズミは、静かにシマウリカエデの種を食べている様子でした。
その様子を間近で観察していると、私たちの存在などまったく気にしていないようで、夢中になって実を食べている、なんとも可愛らしかったです。
今の時期はイイギリ、ハドノキの実、残っていたシマウリカエデの種、桜の蕾などを食べてますね。
その他にも、アマミヤマシギやアマミノクロウサギなど、貴重な生き物たちにも出会うことができました。
静かな夜の森の中で、自然の息吹を感じながら、さまざまな生き物たちと触れ合えたことは、とても貴重な体験でした。
このナイトツアーは、自然の中でのひと時を大切にする人々にとって、心に残るものとなることでしょう。
次回も、新たな生き物たちとの出会いを楽しみにしています。
ケナガネズミってどんな生き物?
天然記念物
ナイトツアーで観察できる夜行性の生き物
奄美大島、徳之島、沖縄本島北部に生息している
体長は約30㎝で尻尾も約30㎝全長が60㎝を超える日本最大のネズミ
尻尾はお尻側がグレー色で先の方が白色で真ん中で2色に分かれている
体毛は短い毛と長い毛がふわ~っと生えていて、ひげも長い
鳴声はキューキュー、ギャーギャー
繁殖期は秋なので観察されたい方は秋ごろお越しください
主に樹上で生活している
木の実、新芽、蕾、昆虫などを食べる雑食性
お客様の感想は「思っていたより大きい、アマミノクロウサギより可愛い」です
戦後、奄美大島の広範囲で森林伐採があり、ケナガネズミの住処が無くなり数が激減した
昔はパルプをタンカーに山積みして航行していた
近年はその森も戻ってきており、ケナガネズミの生息数もかなりのスピードで増えているように思う
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